第九章音響用語集



 ここでは、音響講座の中で使用する用語を中心に簡単な説明
 をします。

 
PA
  PublicAddress の頭文字を取ったもので「公的拡声」とでも言い
  ましょうか、その範囲は舞台のPA以外にも運動会・宣伝カー・駅の
  構内放送なども公的に伝えると言う点ではPAになります。
 
インピーダンス
   電気回路上の交流抵抗値です、マイクの出力インピーダンスでは
  50~600Ωをロー、10K~50KΩをハイインピーダンスとしています。。
  これらはテスターで抵抗値を測ってもこの数値にはなりません。
  お間違えの無いように!
  S/N比
   音響設備には内部から発生するノイズと外部から入るノイズ、電源電源
  から入るノイズ等があります。
  S/N比とは、SがSignalでNがNoiseで電圧の比で表しその数字が
  大きいほど、雑音の比率が小さい。

 ファンタム電源
   外部電源仕様のコンデンサーマイクに送る電源を言います。この
   電源はDC48Vが多く使われます。電源がONの状態で、抜き差し
   するとノイズが出るので、ファンタム使用時以外は、必ずOFFにしておく
   ことです。ノイズでスピーカーが壊れてしまうことがあります。

 スペースダイバシティー
  ワイヤレスマイク受信システムで、2系統のアンテナ&チューナーを
  持ち、電界強度の強いものを自動選択し出力するレシーバー。
ワウフラッター
  テープ、CD、レコード等の回転数が、ある周期で変動する回転ムラ。

音圧レベル
  正常な、聴力を持つ人が音として感じる最小のレベルを0dbとし、
  「dbspl」で表し数値が大きくなるほど大きな音になる

音のスピード
 音が空中を伝わるスピードは1気圧、15度340m/Sです。


PAからSRへ
 PAとは、先に書きましたが公的拡声を意味していますが、現在のPAは
 この域を超え、音響補正と言うSR「サウンド・リフォースメント」と言われ
 ています。

MCってなに?
 エムシーと読みます、「マスター・オブ・セレモニー」の略でイベントには
 必ずと言っていいほど必要な存在で、司会・案内をします。
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