第八章 PAシステム立ち上げの手順
事前に行う事
実際に現場で、システムを立ち上げる手順を書きます。
機材は、第七章で取り上げた物でやります。
1現場に入り、搬入・仕込みとなる訳だが事前に会場の
見取り図等で機材(宅席、メインSP等)の位置をある程度
決めておきたい。また、電源の位置は、必ず確認しておくこと。
2機材リストを作りますよう。仕込み図と共い必ず作りましょう。
忘れ物を無くすだけでなく、現場にて急なシステム変更
にもスムーズな対応が出来ます。
3仕込み図を書きましょう。出演者の立ち位置など、打ち
合わせをして、出番が来て対応に慌てないように。
4タイムスケジュール表を作ろう。搬入・仕込み・リハーサル
ル本番・バラシ・搬出。
5会場ヘ連絡をする。ワイヤレスを使う場合特に自分
が使う周波数が固定周波数だと、現地で使う物と同じだったら
大変です。また、自分が置きたいスピーカーの位置が会場では
置くことが出来ない場合があります。
現場に入って
1搬入開始、全て精密な設備です取り扱いは慎重に行い
行いましょう。
2メインスピーカーの位置、宅席の位置を決め、それぞれ
機材を振り分ける。
3配線の開始、人が通過するところは特に注意してガムテープ
等で固定する、スピーカーのケーブルは、移動する予定
が無くてもある程度余裕が欲しい。マイクは特に動きを考え
て、ケーブルの余裕を忘れずに配線しましょう。
4電源を入れる、配線が完了したら次に、アンプ・ミキサー
のヴォリュウムが0になってか確認して、電源を入れる。
ここで、注意することがあります。
電源ONの場合レベルが低いものからONにする。
デッキ>>エフェクター>>ミキサー>>アンプ
電源OFFの場合は、ONの逆でOKです。
5回線チェック、CDなどを再生してスピーカーチェックをする
次に、マイクのチェックをする、これは、1本1本声を入れて
チェックする。
6EQを使う場合ここで調整する。会場によって同じスピーカー
から出る音でも変化があり、この変化を出来るだけ少なく
なるように調整する。
ここで、システムが使える状態になったのです。ここまでの
作業が正しく出来ていると、リハーサル~本番とスムーズに
進みます。後は、貴方の感性でです。頑張ってください。