第五章 パワーアンプ
目立たない所で働く、パワフルで繊細、本当に縁の下の力持ちです。
マイクからケーブル、ミキサー、エフェクターと伝えられた信号、10mV
~70mVと言う小さな信号で始まったものを最終段階でビッグに増幅し
ます。アンプの出力も、いろしろな書き方があるので同じ条件で比べて
下さい。数十ワットから1Kw、2Kwの本当に大出力まであります。
ここで2点ほど注意点があります。1つオーディオ用のアンプはPAに
使わないでください。何ワットの出力と言ってもPAの現場の過酷な条件
で運転することは無理です、激しい運搬、気候、電源、入力信号に対する
体力不足などです。2つ機種の選択として、スピーカーの入力とだいたい
同じか、多少大きめ出力の物を選ぶ。スピーカーの入力に対して
大きすぎるとスピーカーの破損の確率が高くなります。
使用するときは、通風をよくしてください。パワーを出すとかなりの高温
になります。また、安定した電源が必要です。パワーを出すと電流も多く
なります。
周波数特性、歪み率、S/N比、入出力インピーダンス、等の説明はここでは
省略します。