第二章音の通り道,ケーブル
マイクから発生した電圧は、本当に微弱なものです(10mV)くらい)。
これが、ミキシングコンソールに届くまでには、外部ノイズによる障害が
起こります。
そこで、ホットとコールドの2本の線を金属の網、又はアルミ箔で外周を
囲う。これがバランス型と言われる。しかし、いくらバランス型だと言っても
クツで踏んだりしないで下さい。
バランス型に対して、アンバランス型と言う物があります。それは
電線のコールドとシールドを一緒にしたもので、短い距離なら問題なし。
ケーブルの先には、必ずと言っていいほどコネクターがついている。
ここで気を付けたいのが、位相と言う問題です。
ホット・コールドが逆の場合に逆相と言い、キャノンコネクターで言えば
2番3番が入れ替わった場合に起こる。
この2本のケーブルを使ったマイクを同じ音源に向けた場合には、
2番に発生した正の電圧と3番に発生した負の電圧が打ち消しあう。
ケーブルは貴方の歌と演奏伝える、大切な脇役です
ステージに立つ時、また設備を仕込むときに思い出してください。
これからPAを覚えようとする人へ、バラシの時急いでいてもケーブルは
クセが付かないように巻いてください。次回の為にもケーブルを断線から
守る為にも、PA作業の第一歩です。